こちらのページは過去に運営されていたサイトのアーカイブです。
公式サイトは https://www.mext.go.jp/elements-strategy/ です。

「元素戦略プロジェクト」について、以下のようにわかりやすく説明させていただきます:

プロジェクトの概要

2012年に文部科学省が立ち上げた10年計画の研究プロジェクトです。持続可能な社会の実現に向けて、革新的な材料開発を目指しています。

特徴的な取り組み

従来の学問の枠を超えて、材料科学、物理学、化学などの分野を統合した「元素科学」という新しい研究分野を確立しました。国家戦略として位置づけられ、長期的な研究開発を支援しています。

4つの重要研究分野

  1. 磁石材料
  2. 電子材料
  3. 触媒・電池材料
  4. 構造材料

これらの分野ごとに研究拠点が設置され、各拠点では「解析評価」「電子論」「材料創製」の3つのグループが連携して研究を進めています。

研究環境の特徴

  • 最先端の研究施設を活用
  • スーパーコンピュータ
  • 放射光施設
  • 中性子施設

運営体制

  • プログラム運営委員会:全体の方針決定
  • プログラム・ディレクター(PD)
  • プログラム・オフィサー(PO)
  • 専門委員が参加
  • 研究推進委員会:具体的な研究方針の検討
  • 拠点長
  • 各領域の専門家が参加

省庁間連携

文部科学省、経済産業省、内閣府で「ガバニングボード」を設置し、以下の取り組みを行っています:

  • 材料試作の成果公開
  • 新たな研究課題の提案
  • 知的財産や研究設備の効果的な活用方法の検討

この体制により、基礎研究から実用化までの一貫した研究開発を進めています。

文部科学省

元素戦略プロジェクト<産官学連携型>
実施期間:2007~2013年

科学技術振興機構

戦略的創造研究推進事業 CREST  元素戦略を基軸とする物質・材料の革新的機能の創出
実施期間:2010~2017年

戦略的創造研究推進事業 さきがけ 新物質科学と元素戦略
実施期間:2010~2015年