拠点の若手研究者紹介
京都大学構造材料元素戦略研究拠点(ESISM) 特定研究員 ゴン ウー GONG Wu

研究者になった動機

幼少は中国の田舎で生活していたために、研究者になりたいという感覚はありませんでした。私は修士時代に日々の実験を行う中で一つ一つ新しいことを発見し、そして研究に興味をもつようになりました。この研究に対する好奇心が研究者としての道を歩む灯になりました。

アピールポイント

私は、組織観察や機械試験などの伝統的な材料試験を得意としており、現在は、中性子回折を用いた金属材料の変形や相変態挙動の観測を研究課題としています。このような階層的な実験手法を基盤として、マクロな特性とミクロな金属組織とを橋渡しするような研究を行ってきました。

研究のやりがい、面白さ

日本語には「広大無辺」という言葉があります。私は、研究がまさにこの言葉にふさわしく広くて深いものだと感じています。しかしながら、この広大なカテゴリーの中から、自分の興味を探して、それを掘り下げていくことで、自分の知らないこと・考えていることに辿り着き、そこで得られる達成感は、次への「やりがい」というドライビングフォースに繋がります。

やってみたい研究

J-PARCでは、世界に先駆けたパルス中性子散乱装置の開発研究がなされています。一方で、国内ではこれらの装置を利用した金属材料研究が非常に少ないと思います。私は、今までに培った材料工学の知識と習得した中性子回折測定技術をツールとした階層的な実験手法を基盤として、これまで以上の熱意をもって金属材料研究を続けたいと考えています。

研究以外で、やってみたいこと、興味があること

私は球技全般に興味があり、普段からバスケットボール、バトミントン、テニスをしています。機会があれば、野球やソフトボールを試してみたいと思います。

ゴン ウー
GONG Wu

京都大学構造材料元素戦略研究拠点(ESISM) 特定研究員

主な経歴:

2012年3月、茨城大学大学院応用粒子線科学専攻・博士後期課程を修了し、「微視組織観察とその場中性子回折を用いたナノベイナイト鋼の加工熱処理」研究で博士号を取得しました。2012年4月、日本原子力研究開発機構の特定課題推進員として、科学研究費助成事業・新学術領域研究であった「シンクロ型LPSO構造の材料科学」研究に取り組みました。2016年4月,現職につきました。

普通自動車運転免許

主論文:

  • [1] Wu Gong, Kazuya Aizawa, Stefanus Harjo, Ruixiao Zheng, Takuro Kawasaki, Jun Abe, Takashi Kamiyama, Nobuhiro Tsuji: Deformation behavior of as-cast and as-extruded Mg97Zn1Y2 alloys during compression, as tracked by in situ neutron diffraction. International Journal of Plasticity 08/2018;, DOI:10.1016/j.ijplas.2018.08.001
  • [2] W. Gong, Y. Tomota, Y. Adachi, A.M. Paradowska, J.F. Kelleher, S.Y. Zhang: Effects of ausforming temperature on bainite transformation, microstructure and variant selection in nanobainite steel. Acta Materialia 06/2013; 61(11):4142–4154., DOI:10.1016/j.actamat.2013.03.041

連絡先:

e-mailアドレス
gong.wu.3x(at)kyoto-u.ac.jp
*(at)を@に変換してください。