拠点の若手研究者紹介
東京工業大学元素戦略研究センター 特任准教授 熊谷 悠 Yu Kumagai

研究者になった動機

材料研究者になった動機は、基礎・応用研究の両方ができ、また優れた研究成果が短期間で世の中の役に立つことができることに魅力を感じ、材料分野を専門とすることにしました。

アピールポイント

プログラミングや計算機環境の構築なども自ら行っており、ソフト、ハードの両面を理解しながら研究を行っています。また時代の流れや常識にとらわれず、独自の視点で研究を行っていると自負しています。

研究のやりがい、面白さ

分からないことや未知のことに対してコツコツと積み上げて行き、問題を解決することができたときに達成感を感じます。また、同じ問題であってもどのようにアプローチするかという自由度の高さに対して、研究者としての独自性を発揮できるところが面白いと思います。

やってみたい研究

やりたい研究は多く存在しますが、まずは半導体物性の高精度計算手法の開発とその応用を行いたいです。また、自動計算プログラムの開発も行っているので、計算された大規模データに基づいた統計的解析や機械学習にも興味があります。

研究以外で、やってみたいこと、興味があること

仕事では体を使うことが少ないので、トレーニングやスポーツに興味があります。今は、ジムでのトレーニングや、登山・ボルダリングなどを平日の夜や週末に行っています。また読書も好きで、時間があれば分野を問わず多様な本を読みます。

熊谷 悠
Yu Kumagai

東京工業大学元素戦略研究センター 特任准教授

主な経歴:

2010年3月、京都大学大学院工学研究科材料工学専攻・博士課程を修了し、計算材料学分野で博士号を取得。その後、京都大学特定研究員、スイス国ETHにて日本学術振興会海外特別研究員として働いた後、元素戦略研究センターの特任助教、特任講師となり、2016年の12月より現職に就きました。また2016年の10月より、JSTさきがけ研究員を兼任しています。

普通自動車運転免許、普通自動二輪車免許

主論文:

  • [1] Y. Kumagai, and F. Oba “Electrostatics-based finite-size corrections for first-principles point defect calculations” Phys. Rev. B, 89 (2014) 195205-1-15.
  • [2] Y. Kumagai, and N. A. Spaldin “Structural domain walls in polar hexagonal manganites”Nat. Commun., 4 (2013) 1540-1-8.

連絡先:

e-mailアドレス
kumagai.y.ag(at)m.titech.ac.jp
*(at)を@に変換してください。